タケノコのおいしい茹で方は皮がついたまま米のとぎ汁でゆでることだった!
これから春になると旬の「タケノコ」が出回ってきますね。
私の田舎には竹やぶがあるので、毎年採りたてのタケノコを送ってもらっています。
毎年タケノコを食べると、春から夏に向かう季節になったんだと、食べ物で季節が感じられますよね。
毎年のタケノコ、とっても楽しみです。
しかしいつも悩むのが、「タケノコのゆでかた」です。
タケノコを茹でるときには、タケノコの「アク」をとらないといけないと聞いているので、重曹を入れてゆでています。
今回、このタケノコのゆで方でとってもいい方法を教えてもらったので、紹介します。
タケノコをおいしく茹でる秘訣!
それは、
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タケノコの皮をつけたまま、米のとぎ汁でゆでる
ということです。
たったこれだけです。
これでタケノコを、美味しく、柔らかく、エグミなく茹でることができるのです。
タケノコを茹でる手順
1.まずタケノコの皮の先端を少し切り落として、縦割りにします。
2.そして、ゆでるとき、ゆで湯に米ぬか又は米のとぎ汁を10~20%程度加えます。
3.この状態で1時間程ゆでます。
4.ゆでおわったらそのまま少し蒸らします。
5.冷めたらタケノコの皮を剥きます。
これでおいいしいタケノコが茹で上がりますので、今年のタケノコで試してみてくださいね。
おいしいタケノコが茹であがる理由
タケノコの皮には「亜硫酸」が含まれています。
この「亜硫酸」には、タケノコの繊維を柔らかくする働きと酸化を抑える働きがあります。
この「亜硫酸」の働きによって、タケノコが柔らかくなるのです。
そしてタケノコの皮がついたままだと、タケノコのうま味成分のコリンやアスパラギンが流出しにくいという事もあります。
次にぬかや米のとぎ汁を加える効果ですが、これには2つの効果があります。
一つ目の効果としては、ぬかや米のとぎ汁のでんぷんがのり化してタケノコの表面を覆うので、タケノコのうまみ成分が閉じ込められるという効果です。
二つ目の効果が、エグミ成分の除去効果です。
ぬかや米のとぎ汁のカルシウムが、タケノコのエグミ成分であるホモゲンチジン酸と結合して、タケノコのエグミが取り除かれるのです。
今までタケノコのエグミをとるという事だけを考えて重曹を使っていましたが、うまみ成分を残すにはぬかや米のとぎ汁を使ったほうがいいということですね~。
今年のタケノコが届いたら、皮付きのままで米のとぎ汁でゆでてみようと思います!!(^_^)