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ブラジャーは形状記憶合金のものを使っています

突然ですが、皆さんはどんなブラジャーを使っていますか?

私は形状記憶合金のブラジャーを使っています。

 

一度この形状記憶合金製を使うともう手放せませんね。

 

1986年頃、ワコールからハイテクの形状記憶合金を使ったブラジャー「ソフィブラ・ここちE」が発売されたので、もう既に30年以上経っているのですね。

 

ハイテク素材の形状記憶合金とデリケートなブラジャーという組み合わせがすごいですね。

 

この形状記憶合金ブラジャーは、洗濯などで胸用カップのワイヤーが伸びたり曲がったり変形しても、体につけると元の形に戻るのでいいですね。

 

いつもは元の形に戻るのは当たり前だと思っている形状記憶合金ブラジャーですが、この形状記憶合金はどうして元の形に戻るのでしょうか?

 

よく使われている形状記憶合金の素材は、ニッケルとチタンの合金です。

 

このニッケルとチタンの合金は、力を加えて変形しても、ニッケルとチタンの原子結晶のつながりはそのままで原子の並び方だけが変わるという性質を持っているのです。

 

普通の金属は、力を加えて変形すると、原子結晶のつながりが切れてしまうので、元の形に戻ることはありません。

 

一方、ニッケルとチタンの合金は原子のつながりは残っているので、温度を高くすると

ニッケルとチタンの原子の並びが素の並びに戻るので、形も元の形に戻るのです。

 

形状記憶合金の原理としては、ニッケルとチタンの合金を使うということだけですが、実際には人間の体温の温度で元に戻るように設定するとか、設計・製造的には難しいノウハウがあるのでしょうね。

 

この形状記憶合金ですがブラジャー以外にも、肩パッドや電子レンジの通風口の自動開閉、人工関節にも使われているそうですね。

 

そして今では形状記憶合金だけでなく、形状記憶繊維を使った形態安定シャツというのも出ていますね。

 

この形態安定シャツは洗濯後に干しておくだけで元の形に戻るので、アイロンがけしなくてもいいので、便利ですね。