チューインガムの原料はチューインガムノキ
子供が好きなチューインガム
子供だけでなく、大人も好きですが・・・・・・。
普段何気なく食べているチューインガムですが、原料は何から出来ているか知ってますか?
私は何か人工的なものから出来ているのかなと思っていました。
では、チューインガムの原料ですが、「チューインガムノキ」が原料なのです。
何か嘘っぽい名前の木ですが、本当です。
チューインガムノキは、中央アメリカや南アメリカに自生する植物で、正式名称は「サポジラ」という名前です。
チューインガムノキは、高さ15mほどにもなる常緑木です。
果実も出来て、果実はビワを大きくしたような形で食用にもなります。
しかしチューインガムは果実を使うのではありません。
チューインガムの原料になるのは、幹からとれる樹液です。
チューインガムノキの樹液は、雨季に、樹皮に何本もの斜めの切り込みを入れると、切り込みから乳白色の樹液が出てきます。
雨季の最盛期には、1日に1本の木から5kg~15kgもの樹液が取れます。
この樹液を煮詰めた後に酸を加えてから乾燥させてチクルというものが出来上がります。
このチクルに糖分や香りのエッセンスなどを加えてチューインガムが出来上がります。
チューインガムは自然の木が原料だったんですね。
樹木の樹液が原料になっているものとしては、ゴムが有名ですが、ゴムは、「ゴムノキ」が原料なのに対して、チューインガムは「チューインガムノキ」が原料だったのですね。
名前は覚えやすいですね。
もうひとつ似たものとして、歯医者さんで使う歯の詰め物ですが、仮詰めの時にガムの様なものを使いますよね。
これも、同じ様なもので、歯医者さんの詰め物は、「グッタベルカ」という木の樹液が原料です。
この名前は覚えにくいですね。(^_^)