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紙おむつの主原料はトウモロコシのでんぷんって本当?

赤ちゃんのいる家庭では紙おむつが必需品ですよね。

私が赤ちゃんの頃とか昔は紙おむつは無くて、布のオムツを使っていたのでオムツの洗濯が大変でした。

 

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赤ちゃんが産まれると、お祝いとしてオムツをたくさん作って持っていったというような事も聞いています。

 

それが今では、使い捨てのオムツが主流になっているので、赤ちゃんのお母さんにとっては、とってもありがたいですね。

 

あの紙オムツって本当によく出来ていると思いませんか?

赤ちゃんがオシッコをしても紙オムツが吸収してくれるので、赤ちゃんのおしりはサラサラのままです。

 

布オムツだと、オシッコをするとオムツが濡れて赤ちゃんも気持ち悪くて、泣いたりしていましたが、紙オムツは赤ちゃんにとっても気持ち悪くならずにいいですね。

 

この紙オムツのオシッコを吸収する素材として使われているのが、「高分子吸収体(ポリマー)」と呼ばれているものです。

 

この高分子吸収体(ポリマー)は、女性の生理用ナプキンにも使われているものですが、これの原料は何だかわかりますか?

 

この高分子吸収体は、でんぷんとアクリロニトリルという化合物を反応させて作られます。

 

最初にこの高分子吸収体が発見されたのは、アメリカの研究所でトウモロコシのでんぷんを研究しているときに発見されたそうです。

 

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一方のアクリロニトリルというのは、名前から何となく想像出来るように、アクリル繊維の原料にも使われている化合物です。

 

でんぷんは天然の高分子化合物で、これに合成の高分子化合物を結合させてできたのが高分子吸収物質です。

 

でんぷんなどの分子の長い鎖が絡み合って、立体的な網目構造になることによって、水が鎖の網の目に入ってくるとこの部分が溶けて広がり、鎖の中にたくさんの水を取り込むことができるのです。

 

そしてこの鎖の中に取り込まれた水は、鎖の複雑な構造によって、少しくらい押しても水は出てこないので、紙おむつはオシッコをしてもその表面はさらさらしているのです。

 

紙オムツは何か特殊な原料を使っているのかと思っていましたが、トウモロコシのでんぷんが原料であったとは、びっくりでした~。

 

トウモロコシのでんぷんが原料であれば、環境にも柔しいですね。(^_-)