種なしぶどうの不思議!種が無いのにどうして増やせるの?
甘くておいしいぶどうは晩夏から秋にかけての味覚の楽しみですね。
私もぶどう大好きです。
毎年親戚の人が大粒のぶどうを贈ってくれるので、とても楽しみです。
そんなおいいしいぶどうですが、ひとつだけ不満があります。
ぶどうの不満、、、、、、、、
それは「種」です。
せっかくおいしいぶどうを食べているのに、種をはきださないといけないのが面倒です。
ぶどうの種、それも大きな種が一つ二つある程度ならまだいいのですが、小粒の種がたくさんのぶどうは、種を出すのが面倒です。
これって面倒くさがりやだからですかね・・・・・・・・・・・。
皆さんはそういうことありませんか?
そんな面倒くさがりやの私は、「種無しぶどう」が大好きです。
種無しブドウなら、種を吐き出す必要もないので、美味しいぶどうの実だけを沢山食べられるので、とっとも幸せです~。
ところで、種無しぶどうをたくさん食べると、種無しぶどうの木がどんどん減っていくのではないかと心配になりませんか?
新しく種無しぶどうを作ろうと思った時、どうやって作ればいいのでしょうか?
不思議に思いませんか??????
実は種無しぶどうの木というのは、他のぶどうと同じで、最初はぶどうの房には種があるのです。
ぶどうの房を、「ジベレリン」という植物ホルモンの溶液に浸すと、ぶどうの房が成長しても種は育たないのです。
「ジベレリン」は、植物の胚乳というところに作用して、胚乳の成長を抑制する働きがあるのです。
ぶどうの実は胚乳ではなくて、漿果(しょうか)と呼ばれるところなので、「ジベレリン」を使っても房の成長には影響ないのです。
ですから種無しブドウの木を増やす時は、春に花が咲いた後、「ジベレリン」での処理をしなければ、普通に種のあるぶどうになりますので、この種を使えばいいのです。
種無しブドウは美味しいくて食べやすくてありがたいのですが、「ジベレリン」処理を行っているので、その分手間もかかっていて値段が高くなっているのですね。
種無しブドウの値段がもう少し安くなればいいのですが・・・・・・。