冬の暖房に欠かせないエアコンは何故冷房もできるのか?
まだまだ寒い日が続いていますね。
来週からは少し暖かくなって春めいてくるとの天気予想が出てますが、まだまだ油断は出来ませんね。
ちょっと暖かくなったからといっても、寒さがぶり返すこともあるので気を抜くわけにはいけませんね。
寒い冬に欠かせない暖房ですが、皆さんは何で暖房していますか?
石油ストーブ、石油ファンヒーター、電気ストーブ、電気炬燵そしてエアコンが冬の暖房には欠かせませんね。
私が使っているのは、石油ファンヒーターとエアコンです。
石油ファンヒーターは、灯油を燃やしてその熱をファンで送風しているので原理もわかりやすいですし、冬の暖房にしか使えない事も納得ですね。
でも、エアコンはどうなのでしょうか?
冬の暖房に使えるだけでなく、暑いときにはクーラーとしても使えますよね。
石油ファンヒーターと同じく、何か熱源があって、その熱を使って温かい空気を送風するという事で、何となく冬の暖房につかえそうだということはわかりますが、暑いときにはどうして冷たい空気を送れるのでしょうか?
皆さんは不思議だと思いませんか?
原理を理解されているのでしょうか?
私はこれが不思議だったので、ちょっと調べてみました。
エアコンは、「気化熱」という物理現象を使っているのですね。
学生時代の記憶を呼び起こすと、気化熱というのは、液体から気体に変化する時に周囲から熱を奪うことでしたね。
夏の暑い時に庭や道路に打ち水をすると、少しだけひんやりするというのも水が蒸発する時の気化熱が周囲の熱を奪うからですね。
エアコンがクーラーとして、冷たい空気を送風するのは、室内の空気から気化熱を奪って室内の空気の温度を下げるからという事でした。
皆さんも経験あると思いますが、エアコンをクーラーとして使っている時、エアコンの室外機からは暖かい空気が出ていますよね。
この暖かい空気は、室内の空気から奪った気化熱で暖かくなった空気を室外に創出しているからですね。
エアコンをクーラーとして使う時の原理はわかったのですが、今度は、暖房する時はどうなっているのでしょうか?
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石油ファンヒータの様に、何かの熱源があるということなら簡単なのですが・・・・・・。
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エアコンは実は暖房のときも「気化熱」の原理を使っていたのでした。
気化熱は、液体から気体になる時に周りの熱を奪うのですが、逆に、気体から液体になるときには気体が持っていた熱を周りに放出するのです。
この気体から放出された熱を集めて暖房しているということでした。
イメージとしては、エアコンをクーラーとして冷房に使っている時、外の室外機からは暖かい空気が放出されていたのを室内に持ってくるという感じですね。
室内機と室外機を逆にして、室外で、液体から気体になる時の気化熱を溜め込んだ気体を室内に持ってきて、室内機で、液体に変化させると室内の空気が暖かくなるという訳です。
クーラーの場合とでは、室内機と室外機との循環が逆方向になるのですが、これを実現しているのがヒートポンプと呼ばれる技術で、この技術を使うと、熱を汲み上げて室内から室外、又は室外から室内へと熱を移動させることが出来るのです。
何も知らなくて、ありがたく使っているエアコンですが、すごいですね。。。。。。
実際のエアコンはもっと複雑な構造になっているのでしょうが、今回は原理だけわかれば、私は満足です。
これで一つ、疑問が解消しました。(^_^)