平均体重の都市伝説、平均体重と標準体重の違い、男女の平均体重の違いとは?
男性と女性の平均体重
女性でなくても平均体重と自分の体重との差を意識する人は多いようです。
美容や健康のために、ダイエットに取り組んだことがあるという人はたくさんいます。
体重が減ったか増えたかは、ダイエット中はやはり気掛かりです。
何㎏まで痩せれば目標は達成できたことになるか、どのくらいのペースで痩せるべきかは個人差があります。
人と比較して体型を判断することそのものが、無意味な話だという考えもあります。
近年では、ダイエットの理由が親しい人より自分の体重が多いから減らしたいという若い女性もいて、外見重視の考え方が目立ちます。
体重をこれ以上減らさずともいい体型である女性が、せっせとダイエットに励んでいることはよくある話です。
普段から体重を気にする人が目標体重にしやすい数値の1つとして挙げられているのは、世代の平均体重です。
参考データという形で使うものですが、平均体重が幾つなのかは毎年知ることができます。
アンケートで体重に関する情報を集め、その平均値をその年の世代別平均体重として公表しています。
男性の平均体重と女性の平均体重を、それぞれいくつかまとめたものが発表されています。
平均身長や平均体重は、年齢を重ねるごとに増えていき、一定の年代にさしかかるとほぼ横ばいになっています。
これらの情報は、平均的な発育過程を知る上での目安にもなります。
平均体重を見ると、女性はここ数年で減っており、男性はここ数年で増えています。
日本の若い女性はスリム体型を望む人が多いようで、平均体重の減少がそのことを物語っています。
女性の平均体重とスリム化
女性の細身嗜好は、平均体重が減少傾向にあることに顕著に示されています。
毎年の平均体重の違いを知ることで、日本人のプロポーションがどのように時代背景による影響を受け、推移しているかがわかります。
平成6年度の20代の平均身長と平均体重は集計結果によると男性が170.8センチで64.4キロです。
女性の場合、身長は157.5センチで平均体重が 51.2キロとなっています。
この記録を前提に平成16年の平均身長と平均体重を見比べた場合、男性は171.8㎝66.5㎏であり、女性は158.3㎝50.9㎏となります。
男性は平均身長が1㎝上昇、平均体重が2㎏上昇しています。どちらも上昇していますが、やや太め体型になっています。
女性の場合は、男性と同じくこの10年で平均身長は1㎝伸びていますが、体重は0.3㎏の減少という結果となりました。
普通、身長が伸びれば体重も増えるのが自然の流れなのです。
女性の場合最近10年で平均体重が減っており、体型はスリム化しています。
女性のスリム化は、更に加速しているとも言われています。
特に10代の後半から、30代にかけては平均体重の減少傾向が続いています。
食生活の欧米化などの影響で平均身長は伸び続けており、男性は体が少しずつ大型化してきている傾向も。
平均体重が増えたからと、それが太ったことに直結するわけではありません。
女性の平均体重がへっている理由は、ダイエット志向だけでなく、筋肉量の減少も関わっているとされています。
女性の平均体重と標準体重
女性の平均体重は、標準体重とどのくらい違うでしょう。
一般的に自分の体重が標準の範囲内かどうか確認する方法は平均体重を目安にするよりも、個々で計算したほうがより実用的です。
標準体重の計算方法はいくつかありますが、身長(㎝)から100を引き、9を掛けた数字イコール体重(㎏)という計算が定番でした。
最近はBMI法という計算式のほうが主流のようです。
BMI法という計算によると、標準体重は体重を身長の2乗で割った値になります。
BMIの数値からいくと、日本人の平均体重は、およそ標準体重の値になります。
特に女性は平均体重から考えると、かなり細身であることがわかります。
標準体重とは外見の美しさではなく、統計的に疾病がおきづらい体重はいくつかという観点で決まっています。
ダイエットに取り組む女性の中には、BMIの適正体重では多すぎであり、平均体重まで痩せるべきという人もいます。
BMIで示す標準体重とは、計算結果が18.5~25であればそれでいいという考え方です。
今の若い女性の平均体重はBMIに合わせると22を下回っています。
運動不足になる筋肉量の低下や、ダイエットの影響によって女性の平均体重は今後も減少傾向にある考えている人は少なくありません。
BMIは身長と体重に基づく計算式で、体脂肪率は考慮に入っていません。
また、平均体重の元となるデータは申告制のものです。
やせ志向や平均体重にとらわれず、自分にとっての最適な体重や体脂肪率を知ることが、女性が理想的体型になるためには大事です。