3分で着付けが出来る着物
今日のニュースで取り上げられていたのですが、3分で着付けが出来る着物があるそうですね。
今年の成人式でもかなり利用されたみたいですね。
元々は、車椅子に座ったままでも着れるようにということで、作られた着物みたいですね。
通常の着物だと着付けに1時間ほどもかかるので、着物を着たいと思っても、なかなか簡単には着れませんよね。
それがこの着物だと、洋服を着るみたいに簡単に着れるので、着物が身近になっていいですね。
この着物の開発者の話では、祖母が急に車椅子生活になってしまい、今までお洒落で陽気だった祖母が沈みがちになったそうです。お気に入りの着物は着られず、毎日同じような服ばかりで、気力までなくした様子に心が痛んだとの事です。
何とかした祖母を元気づけられないかと考えて思いついたのが、祖母が好きだった着物を、車椅子でも簡単に着れるようにできないかということだそうです。
そうして作ったのが「早咲羅」という着物です。
この「早咲羅」を着た時の祖母の笑顔は忘れられないそうです。祖母だけでなく、家族全員が笑顔になれたので、この「早咲羅」を他の方にもお届けしたいという事で、着物を作っているそうです。
「早咲羅」は、前から羽織って後ろではファスナーとボタンで止めるだけなので、簡単に切れます。
車椅子に座ったままでも着れますので、高齢者や障害のある方に試していただきたいそうです。
羽織袴もありますので、男性もお試しをされてはいかがでしょうか?
昨年の成人の日の話題としては、ハレの日の問題がありましたね。
今年は、こういった明るい話題があったので、良かったと思います。
昨年の冬季パラリンピックで大活躍された村岡桃佳さんも着られたようですよ。
詳しい情報は、着物の開発メーカーである、楽着物工房明日櫻さんのサイトで確認してみてくださいね。